舞台「絢爛とか爛漫とか」
あらすじとかコメントとか
処女作以降、2作目が書けず悩む新人小説家・古賀(安西慎太郎)の部屋に集う批評家志望のモダンボーイ・泉(鈴木勝大)、自称・耽美小説家の加藤(川原一馬)、非凡な才能を持ち、破天荒で自由に生きる諸岡(加治将樹)。移り変わる季節のようにゆれうごく夢と才能、理想と現実の葛藤の中で、友情や恋にもがきながら、それぞれの道を探していく。
絢爛とか爛漫とかの初演は1993年、今はなきシアタートップスという客席数160席程の劇場だった。26年前。なんと、今回の出演者の安西君が生まれた年、鈴木君、川原君、加治君もほとんど赤ん坊な頃。赤ん坊が青年になる時間の中で、様々な方々がこの戯曲を上演してくださったが、果たして私はどれだけ成長できているのか? 昔と同じような親密な劇場で、今の青年たちと共に、新たに戯曲を読み直していきたい。